西川翠扇
日本舞踊稽古所
西川流日本舞踊
JAPANESE CLASSIC DANCE SCHOOL
日本舞踊「西川流」
最古の流派
日本舞踊は主に大きく五大流派に分けられますが、その内の一つに西川流は数えられています。中でも最も古い流派の一つであり、初代生誕から三百余年の歴史を有しています。
歴代の扇藏は、江戸三座の櫓付振付師としてその名を轟かせました。特に二代目は「関の扉」「戻駕」など天明期の有名な古典舞踊の名作を次々と振付をし、今日に数多くの作品を伝承しています。四代目は「勧進帳」他を、五代目は「乗合船」等の振付を行い、門弟にも優れた人材を数多く輩出しました。
その後世間の栄枯盛衰の例に漏れず、徐々に一時の勢力は衰えてしまいましたが、現十代目宗家が再興し、日本舞踊の継承と発展に務めています。また十代目西川扇藏は、平成11年に重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定をはじめ、数々の賞を受賞、公益財団法人日本舞踊振興財団理事長、社団法人日本舞踊協会常任理事、全日本舞踊連合理事などの役職にあります。
西川 翠扇 Suisen Nishikawa
宗家西川流理事、鎌倉芸能連盟副会長
昭和44年に宗家西川流名取り、昭和48年に師範となり、日本舞踊稽古所を開設、以降、横浜、鎌倉の稽古所で多くの方々の指導をしてまいりました。一方、昭和52年岸田今日子、橋爪功らによる演劇集団「円」の創立時に劇団員になると共に、俳優養成所の講師に就任し 、俳優を志す研究生に日本舞踊を教えてまいりました。
平成 4年に人間国宝の西川流十世宗家 西川扇藏師の直門弟子となった後、平成 14年より鎌倉鶴岡八幡宮立秋祭にて、西川翠扇社中による奉納舞踊を続けております。また、NHK 大河ドラマや CM 等の所作指導、文化庁助成事業の鎌倉こども日本舞踊教室の主宰など、 後進の育成に力を尽くしております。
お稽古について
日本舞踊は、心を和ませる邦楽、洒落た江戸文学、美しい言葉、立ち振舞いの優雅さなど、
日本文化を総合的に感じることのできる伝統芸能です。
美しい四季の楽しめる鎌倉で、観る楽しみから、自然と心と体を動かす楽しみへと広げてみませんか。
フォトギャラリー
令和元年4月開催の翠扇会